最近、おっさんからふわっと香ることってないですか?
コレね、たぶん着ている服の柔軟剤の香りだと思うのです。
数年前ぐらいから、おじさま方からのニオイ、いわゆる「加齢臭」が話題となり、それを忌み嫌う風潮が日本中に漂っています。
でもね、ぼくはこれまで、加齢臭とやらを嗅いだことがないのです。
どんなニオイなんでしょうねぇ?
と言うて、手近にいるおっさんをつかまえて、鼻をこすり付けたいとは思っていません(;’∀’)タトエバヨシダサン…
ぼく自身、嗅覚が他人に比べて敏感かと言うとそうではなく、どちらかと言えば鈍感な部類かも知れません。
或いは、今年の4月に50歳になるぼくは、既に加齢臭をまとっていて、鼻がバカになり、気付かないのかも。
だから感じていないだけなのかも知れませんが、世間の皆さまもホンマに感じてるんやろかと疑問に思う。
「おっさんの汗のニオイが整髪料と相まって、耐えられないのよぉ…」となれば、それは整髪料が悪いのです。おっさんのせいにはしないで欲しい。
いやね、仮におっさんの加齢臭がいやなニオイだったとしましょうよ。
では、そのニオイで肉体的にダメージを受ける人はいるのでしょうか?
心の中で「くっさ!」って思うぐらいじゃなかろうか。
何が言いたいかっていうとね、「化学物質過敏症」って病気を持つ人が世の中にはいるってことを言いたい。
その人たちにとっては、おっさんの加齢臭より、身にまとってる化学物質で作られた柔軟剤の香りの方がダメージを受けるってことなんだと。
うちの嫁さんが、ハッキリと病院で診断してもらったわけじゃないけど、そういうタイプの人です。
化学物質のニオイ(無臭でも)でダメージを受け、体調を崩します。
先日、パソコンを入れるバッグを買ったら、そのニオイ(おそらく接着剤か)でダウンしたので、バッグは家に入れてもらえなかった。
このように天日干しをして、使えるようになるまで待つことに。
一ヶ月ぐらいしてません?
化学物質過敏症って!?
化学物質過敏症って一体なんやねん!?って思う人もいるでしょうけど、そんな人でも「シックハウス症候群」というのは聞いたことはあるかと思います。
新築やリフォームなどで使われる建築資材の化学物質により起こる病気です。つまり、化学物質過敏症と同じです。
過敏症という言葉から、他人より過敏に反応してしまう特異体質のように捉えられがちですが、決してそうではなく、誰でもなる可能性があるアレルギー症状です。
化学物質過敏症は、大量の化学物質に曝露(ばくろ。有害物質や病原菌などにさらされること)されたり、微量でも繰り返し曝露されることにより発症すると言われています。
花粉症と同じく、あるとき突然発症する恐れがあります。
いい香りだと思っているその柔軟剤、誰かにダメージを与えているかも知れません。
いずれあなたにもダメージを与えるのかも知れません。
柔軟剤だけでなく、化粧品や香水、タバコなども化学物質を含んでいて、ダメージを与えます。
原因不明の体調不良に悩まされている方は、ひょっとして化学物質が原因なのかも知れません。
加齢臭は「害悪」に扱われ、それを取り払う、或いはごまかすために「素敵な香りが」必要だとCMなどで宣伝し、世間は追いつめます。
でも、本当は加齢臭は(物質的には)無害だと分かって欲しい。
だから、その無害なものにわざわざ有害なものをまとわせないで欲しいと切に思う。
ちなみに、異様に鼻が利くうちの嫁さんに、ぼくの身体はどうやと訊くと…
「無味無臭や」とのこと。
はぁ、良かった♪
いやっ、味はいらんやろ(;≧Д≦)/ネブルナキケン!!
まぁ、加齢味でなくて良かった(;^ω^)